愛犬とつながる勇気!〜アドラー流ペットシッター〜

15年間でのべ5,000頭以上の犬のお世話をしてきたペットシッター。アドラーの考え方をベースに動物に接することで動物達と「相互信頼」「相互尊敬」を大切にしています。

クローズアップ現代〜空前の猫ブームの陰で失われる小さな命〜で考えること

f:id:sitterkawaikobe:20160526223133j:plain

ペットの飼い主メンタルトレーナー、
河合弥生です。

NHK「クローズアップ現代」で、

ペットブームの裏側に実態について放送がありましたね。

 

一般の方はびっくりされた現状だったと思いますが、

ペット業界では昔からある問題です。

昨今では、

「目指せ!殺処分0!!」

という文言をよく耳にしますが、

大切なのは「殺処分が0」という数字ではないのです。

「殺処分0」という数字の裏側、

背景を見ていかなければなりません。

 

いくら殺処分0であっても、

「引き取り業者」に引き取られて、

飼い殺しにされている現状があっては意味がないのです。

動物愛護法も年々改正され、

保健所も引き取り拒否ができるようになりました。

 

では、引取拒否されたペットはどこへいくのか?

もちろん、

考えなおして再度、

一緒に暮らしていく覚悟をしてくれる飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

 

しかし、

保健所でひきとってもらえないのであれば、

お金を払って動物病院で安楽死を選ぶ飼い主さんも増えていると聞きます。

 

引取をしてもらえなくなったブリーダーやペット販売業者が、

引取業者にお金を払って引き取ってもらうのです。

 

先日、

「妖怪かわいそう」の記事を書いたのですが、

かわいそうと悲観するだけではなく、

ペットの飼い主さん達には、

 

「現状を知り」、

「しっかりと学び」、

「終生飼養」をお願いしたいのです。

 

petlife.hatenablog.com

 

ペットについて不安があれば、

ドックトレーナーや獣医師、

ペットシッターなどの専門家に相談してみてください。

 

まずは飼い主が勉強して賢くなっていきましょう。

そうすることで、

少しずつペットを取り巻く環境は改善されていくはずです。

 

愛犬との良好な信頼づくりの無料メルマガをお届けいたします!

ご登録は → 愛犬とつながる勇気!

 

ある犬のおはなし

ある犬のおはなし

 

 

動物が好きすぎて「妖怪かわいそう」になっていませんか?

f:id:sitterkawaikobe:20160521213254j:plain

妖怪ではなく眠たいフレンチブルですよ〜(笑)

 

ペットの飼い主メンタルトレーナー、

河合弥生です。

 

今日はちょっと辛口なことを書きます。

 

性格リフォームカウンセラーの心屋仁之助さんが、

「妖怪かわいそう」の話をされていますが、

動物好きな方の中にも「妖怪かわいそう」を飼っている方がいらっしゃいます。

 

保護された犬はかわいそうな子・・・。

 

SNSで投稿される「かわいそうな犬」をついつい見てしまう・・・。

 

・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

 

確かに虐待やネグレクト(飼育放棄)、

パピーミルから救出された犬は、

普通の家庭犬とは違います。

 

散歩もさせてもらえず、

散歩の仕方がわからない。

 

人間に甘えたことがないので、

甘え方がわからない。

 

ケージに入れっぱなしなので、

外の世界が怖い。

 

それでも、

救出してもらえたのです。

 

新しい飼い主さんの元、

家庭犬としての犬生が始まったのです。

 

犬は「今」を生きています。

 

だからもう「かわいそうな犬」ではありません。

今は「ラッキーな犬」なのです。

 

あなたが「かわいそうな犬」だと思えば、

その子は「かわいそうな犬」になってしまいます。

あなたの「妖怪かわいそう」から解放してあげてくださいね。

 

 

SNSでかわいそうな動物の投稿ばかり見て、

自分の無力さを嘆き悲しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。

 

でもね、

SNSの情報は全てが本当とは限りません。

 

断片的な情報なのです。

それは作為的な投稿なのかもしれません。

「妖怪かわいそう」を出動させなくても大丈夫。

何もできない自分を責めたりしなくても大丈夫です。

あなたができることから始めていけばいいのだと思います。

 

犬について勉強をしてみる。

保護犬カフェに足を運んで実際に見てみる。

保健所のボランティアに参加する。

信頼のおけるレスキュー団体に無理のない金額を寄付する。

 

「妖怪かわいそう」がいると、

視野が狭くなってしまいがち。

 

ほんの少し、

視野を広げてみてください。

 

「かわいそう」ではなく、

「しあわせそう」な姿が見えてくるかもしれませんよ。

 

愛犬との良好な信頼づくりの無料メルマガをお届けいたします!

ご登録は → 愛犬とつながる勇気!

 

 

性格リフォームカウンセラー心屋仁之助の 不思議なくらい「気持ちの整理」ができる言葉

性格リフォームカウンセラー心屋仁之助の 不思議なくらい「気持ちの整理」ができる言葉

 

 

他の犬に吠えてしまう犬の飼い主の心境

f:id:sitterkawaikobe:20160315212213j:plain

ペットの飼い主メンタルトレーナー、河合弥生です。

 

「うちの子、他のワンちゃんを見ると狂ったように吠えてしまうのです。」 

 

よくご相談をいただきます。

 

これは、

犬の社会化期に他の犬との接触がなかった、

もしくは少なかったために、

どうしていいかわからずに吠えてしまう場合がほとんどです。

 

吠えてしまった時に、

飼い主が間違った方法で対処しているため、

吠えることが助長されてしまい、

どんどんエスカレートされていくことが多いのです。

 

間違った方法で対処。

それは、

吠えている犬を抱き上げ、

そそくさとその場を立ち去る行為です。

 

他の犬に吠えている飼い主の心境。

それは、

「しつけが悪いと思われる・・・。」

「うるさい犬だと思われる・・・。」

「悪い飼い主だと思われる・・・。」

 

犬ではなく、

飼い主さんがバツが悪い思いをしているのです。

だから、

早くその場を立ち去りたい。

 

これでは、

吠え癖は絶対に直りません。

 

大事なのは、

事実をみつめて少しずつでも改善していくことです。

 

そのためにはまず、

飼い主さんがイライラせずに穏やかな気持ちを保ちつつ、

挨拶練習をさせてもらえる犬と飼い主さんを見つけ、

練習を積み重ねることです。

 

まず1頭でも挨拶できるお友達ができれば、

犬も飼い主も自信がつきます。

そして、

また1頭、もう1頭とお友達を増やしていきます。

 

大丈夫。

そうやって他の犬と一緒に散歩できるようになった子はたくさんいます。

 

まずは飼い主さんがオープンマインドになることが大切です。

 

愛犬との良好な信頼づくりの無料メルマガをお届けいたします!

ご登録は → 愛犬とつながる勇気!

 

pet-mental.com

 

親と子のアドラー心理学 勇気づけて共に育つ

親と子のアドラー心理学 勇気づけて共に育つ