先日、
とても痛ましい事故が起こってしまいました。
10ヶ月の赤ちゃんにゴールデンレトリバーが噛みつき、
赤ちゃんが亡くなってしまった事故。
この日、
たまたま祖父母の家に来ていた赤ちゃん。
ハイハイしていたところ、
頭部右側を噛まれたということらしいのですが・・・。
普段はとてもおとなしく、
臆病な性格だったという男の子のゴールデンレトリバー。
この事故をニュースで見たときに、
「ああ、ちゃんと顔合せをしてあげていなかったのかな」と思いました。
人間も第一印象って大切なのですが、
動物の場合も同じなのです。
最初に会わせるときに、
犬の様子を注意深く観察しながら、
赤ちゃんは家族であり、
歯をあてたり、
スクラッチ(引っ掻く)などをしてはいけないことを教えてやらねばいけません。
赤ちゃんの動きは犬から見れば、
予想がつかないものなのです。
怖がりの犬からすれば恐怖の対象でしょうし、
興奮しやすい犬がみればオモチャとみなすかもしれません。
今回の犬は「おとなしくて臆病な犬だった」ということなので、
予測のつかない動きをする得体のしれないものが、
ハイハイしながら近づいてきたので、
怖くて「噛む」という行動にでたのかもしれません。
最初の顔合わせがうまくいったとしても、
しばらくは注意深く、
犬の様子を観察します。
観察していれば、
何らかのサインがでているはずです。
人間からすれば、
「赤ちゃんはかわいくてやわらかくて優しく接するもの」
ということは当たり前ですが、
犬からしたら違うのだということを理解しておかねばなりません。
犬も何か理由があって噛んだはずです。
犬が悪いわけでもない。
赤ちゃんが悪いわけでもない。
もし、
赤ちゃんと犬を会わせるとき、
心配な場合は専門家に相談をしてください。
何かあってからでは遅いのです。
このような事故が起こってしまうのは、
本当に悲しいことです。
ザ・カリスマ ドッグトレーナー シーザー・ミランの犬と幸せ に暮らす方法55
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