愛犬とつながる勇気!〜アドラー流ペットシッター〜

15年間でのべ5,000頭以上の犬のお世話をしてきたペットシッター。アドラーの考え方をベースに動物に接することで動物達と「相互信頼」「相互尊敬」を大切にしています。

犬の口臭と病気

f:id:sitterkawaikobe:20151223113130j:plain

病気が原因で口臭が臭くなるのは人間だけではありません。犬の場合も同じです。もちろん、犬は健康でも息は少し臭いはずです。 それが犬の臭いだと思ってください。 臭いに敏感な人はそれだけでも耐えられないかもしれません。 何とかして口臭を消そうと、いろいろな商品を試してしまうのです。

 

それを犬は本当に喜んでいるのでしょうか。 口臭を消すことではなく、その原因を知ることが大切です。 犬の病気も様々です。 口臭の原因となるのは口の中の病気か、胃腸の病気です。 これまで気にならなかった口臭が気になりだしたら病気を疑ってください。

 

見た目は何ともなくても、重大な病気になっている場合があります。動物の病気は人間の場合と基本的には同じですが、細菌や虫による病気も少なくありません。 体調が少し悪くても飼い主にはわからないのです。 動物病院で検査をしてもらいましょう。

 

人間と違うのは寄生虫による病気が多いことです。もちろん予防接種や薬を事前に飲ませておけば病気にはなりません。 飼い主の怠慢が愛犬の病気につながるのです。 ただ、病気になってしまったら、きちんと治療を受けてください。手術が必要な場合もあるでしょう。全身麻酔は年齢によっては採用できない場合があります。 できるだけ体に負担がかからない方法を検討することになるでしょう。

 

原因は食事にあります。 口臭の原因となる歯周病は犬が普通は食べない甘いものなどを食べることによります。 歯周病の場合は歯磨きやデンタルケアサプリメントを利用すれば、口臭を防ぐことができるでしょう。しかし、内臓の疾患の場合は病院で適切な治療をしてもらわなければなりません。

 

口臭が気になると言うことを軽く考えずに、重大な病気の前触れではないかと考えてみましょう。 もちろん、単なる口臭である可能性もあります。 大げさになる必要もないかもしれません。 内臓の病気で口臭がひどくなるのは犬だけではなく人間も同じです。

 

ただ、犬の場合は飼い主が与える食事の内容によって、病気になるかどうかが決まります。 健康な犬でいてほしいと思うなら、食事の内容をしっかりと考えてください。 病気になれば治療をしなければなりません。高齢の場合は全身麻酔をすることは生命の危険を伴いますから、避けるのが普通です。

 

したがって、手術ができないこともあるのです。 どうしても手術が必要であれば、重大な覚悟をしておかなければならないと言うことです。 口臭は年齢と直接的な関係はありません。急に口臭が強くなったと感じる場合は何らかの病気を疑うべきでしょう。

 

そして、そのために適切な治療を受けさせることが大切です。 愛犬を可愛がるだけではなく健康を気遣うことも大切です。 いつまでも健康で長生きをしてほしいと願うからです。

 

犬の虫歯のメカニズムは人間と同じです。 歯に溜まった汚れが細菌となり虫歯になるのです。 一般的には唾液によって汚れは取り除かれるのですが、歯垢が溜まることで唾液の効果は弱まってしまいます。

 

そのまま放置しておけば、歯茎まで達する虫歯となります。痛みを伴います。虫歯によって口臭が強くなるとか、歯が黄色く変色します。食べることができなくなり、体調も悪くなるでしょう。 あなたの愛犬が食事をしなくなったら、歯をチェックしておきましょう。

 

口臭が気になる場合は、虫歯を疑ってください。 虫歯の原因はいろいろとありますが、一番大きなのは餌です。 与えられる餌の質によって虫歯になりやすいことがあります。 炭水化物が多い餌を与えていると虫歯になります。もちろん、犬の口の中と人間の口の中は違います。 したがって、これまでは犬は虫歯にならないと考えられてきました。 しかし、贅沢な餌を食べさせていると虫歯の原因を作り出していることもあるのです。

 

まずは食べさせている餌の成分をチェックしてください。 調査によると約5%の犬に虫歯がありました。 つまり、犬に虫歯がないとは言えないのです。 飼い主は虫歯にならないように、しっかりと歯磨きをしてやらなければなりません。