愛犬とつながる勇気!〜アドラー流ペットシッター〜

15年間でのべ5,000頭以上の犬のお世話をしてきたペットシッター。アドラーの考え方をベースに動物に接することで動物達と「相互信頼」「相互尊敬」を大切にしています。

母の涙とアドラー心理学

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今回はペットネタではないのですが、

アドラー心理学で学んだことが家族の役にたった事例があったので、

ブログに書いてみたいと思います。

 

私の実家は車で15分程度の所なのですが、

母も私も仕事をしているので、

「連絡がないのは元気な証拠!」という感じで、

あまりベッタリしておりません。

ところがここのところ、

頻繁に連絡してくるので、

母とお茶を飲みに行くことにしました。

 

他愛のない話をしていたのですが、

突然、

「実は職場の人に意地悪をされている」という話になったのです。

母は負けず嫌いな人なので、

あまり人前で泣いたりすることはないのですが、

この時はかなり我慢していたのでしょう。

話始めるとボロボロと涙をこぼしていました。

 

正直、「えっっっ!!??」とびっくりしたのですが、

アドラー心理学のカウンセリングを勉強しているので、

黙って話を聞くことにしました。

 

かいつまんで言うと、事の発端は、

“相手の人にやっかまれているようで、仕事中にみんなの前で悪口を言われた”という事件があったそうです。
母にすれば「みんなの前でやってもいない嘘をなすりつけられ、悪口をいわれた挙句、その場の雰囲気がすごく悪くなったという4つのポイントが悔しかったようです。

 

周りの人はなんて言ってたの?と聞くと、

「周りの人はみんなでかばってくれた」ということなので、

どうかばってくれたの?と聞いてみると、

「私がそんな事する人じゃない、と言ってくれた。

会社の上司にも相談したら、きちんと対応するから今後何かあればすぐに報告してほしいと言ってくれた。」と話してくれました。

相手の人はどう思ってるだろうね?と聞くと、

「向こうも気まずいみたい。今回のことで逆に相手の人の方が会社にいずらいんちゃうかな・・・」ということでした。

ここまで話しをすると、

母はいつもの調子に戻ってきて、

「私は真面目に仕事してるもん!」と自信を取り戻したようでした。

 

アドラー心理学では、

「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」といっています。

なので、

悩むこともあるし、

人はいろいろな価値観で物事をみるので摩擦があるのも当然なのですよね。

今回は、

母と職場の人の事例でしたが、

ペットの問題も実は人間関係が絡んでいることも多いものです。

家族の中でしっくりいってないケースとか・・・。

これからも、

アドラー心理学を活かして、

ペットと飼い主さんのお役にたてるように頑張っていこうと思っております!

 

 

働く人のためのアドラー心理学 「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 (朝日文庫)

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クローズアップ現代〜空前の猫ブームの陰で失われる小さな命〜で考えること

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ペットの飼い主メンタルトレーナー、
河合弥生です。

NHK「クローズアップ現代」で、

ペットブームの裏側に実態について放送がありましたね。

 

一般の方はびっくりされた現状だったと思いますが、

ペット業界では昔からある問題です。

昨今では、

「目指せ!殺処分0!!」

という文言をよく耳にしますが、

大切なのは「殺処分が0」という数字ではないのです。

「殺処分0」という数字の裏側、

背景を見ていかなければなりません。

 

いくら殺処分0であっても、

「引き取り業者」に引き取られて、

飼い殺しにされている現状があっては意味がないのです。

動物愛護法も年々改正され、

保健所も引き取り拒否ができるようになりました。

 

では、引取拒否されたペットはどこへいくのか?

もちろん、

考えなおして再度、

一緒に暮らしていく覚悟をしてくれる飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

 

しかし、

保健所でひきとってもらえないのであれば、

お金を払って動物病院で安楽死を選ぶ飼い主さんも増えていると聞きます。

 

引取をしてもらえなくなったブリーダーやペット販売業者が、

引取業者にお金を払って引き取ってもらうのです。

 

先日、

「妖怪かわいそう」の記事を書いたのですが、

かわいそうと悲観するだけではなく、

ペットの飼い主さん達には、

 

「現状を知り」、

「しっかりと学び」、

「終生飼養」をお願いしたいのです。

 

petlife.hatenablog.com

 

ペットについて不安があれば、

ドックトレーナーや獣医師、

ペットシッターなどの専門家に相談してみてください。

 

まずは飼い主が勉強して賢くなっていきましょう。

そうすることで、

少しずつペットを取り巻く環境は改善されていくはずです。

 

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ある犬のおはなし

ある犬のおはなし

 

 

動物が好きすぎて「妖怪かわいそう」になっていませんか?

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妖怪ではなく眠たいフレンチブルですよ〜(笑)

 

ペットの飼い主メンタルトレーナー、

河合弥生です。

 

今日はちょっと辛口なことを書きます。

 

性格リフォームカウンセラーの心屋仁之助さんが、

「妖怪かわいそう」の話をされていますが、

動物好きな方の中にも「妖怪かわいそう」を飼っている方がいらっしゃいます。

 

保護された犬はかわいそうな子・・・。

 

SNSで投稿される「かわいそうな犬」をついつい見てしまう・・・。

 

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確かに虐待やネグレクト(飼育放棄)、

パピーミルから救出された犬は、

普通の家庭犬とは違います。

 

散歩もさせてもらえず、

散歩の仕方がわからない。

 

人間に甘えたことがないので、

甘え方がわからない。

 

ケージに入れっぱなしなので、

外の世界が怖い。

 

それでも、

救出してもらえたのです。

 

新しい飼い主さんの元、

家庭犬としての犬生が始まったのです。

 

犬は「今」を生きています。

 

だからもう「かわいそうな犬」ではありません。

今は「ラッキーな犬」なのです。

 

あなたが「かわいそうな犬」だと思えば、

その子は「かわいそうな犬」になってしまいます。

あなたの「妖怪かわいそう」から解放してあげてくださいね。

 

 

SNSでかわいそうな動物の投稿ばかり見て、

自分の無力さを嘆き悲しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。

 

でもね、

SNSの情報は全てが本当とは限りません。

 

断片的な情報なのです。

それは作為的な投稿なのかもしれません。

「妖怪かわいそう」を出動させなくても大丈夫。

何もできない自分を責めたりしなくても大丈夫です。

あなたができることから始めていけばいいのだと思います。

 

犬について勉強をしてみる。

保護犬カフェに足を運んで実際に見てみる。

保健所のボランティアに参加する。

信頼のおけるレスキュー団体に無理のない金額を寄付する。

 

「妖怪かわいそう」がいると、

視野が狭くなってしまいがち。

 

ほんの少し、

視野を広げてみてください。

 

「かわいそう」ではなく、

「しあわせそう」な姿が見えてくるかもしれませんよ。

 

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性格リフォームカウンセラー心屋仁之助の 不思議なくらい「気持ちの整理」ができる言葉

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