愛犬とつながる勇気!〜アドラー流ペットシッター〜

15年間でのべ5,000頭以上の犬のお世話をしてきたペットシッター。アドラーの考え方をベースに動物に接することで動物達と「相互信頼」「相互尊敬」を大切にしています。

ペット用に開発されるサプリメントはまだ発展途上

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ペット大国として有名な「アメリカ」では、ペットと一緒に生活をしている人がとても多いです。しかも人間と同じ環境で犬が暮らしているケースが多く、ペットの健康にも飼い主たちはかなり関心を持っています。そのため犬用のサプリメントも日本よりはるかに多く出回っています。

 

犬の健康管理を目的とするのならば、「関節」を守るのに効果のあるサプリメントをおすすめします。犬は本来平原など土の上を走る動物なのに、人と暮らすためアスファルトを歩き、走り、階段を上り下りする生活になっています。そのため関節を犬が足を痛めてしまうケースが非常に多いのです。高齢犬になっても自分の足で元気に歩くため、若い時から関節を守るサプリメントを飲むといいと思います。

 

「グルコサミン」、「カルシウム」が効果的なので、これらは人気のサプリメントです。関節を保護できるため、びっこを引くとか目立つ症状がなくても、少しでも歩くのが辛そうならば試す価値はあります。他にも犬の健康管理をするのに効果のあるのは、「ビタミン」、「必須脂肪酸」、「コンドロイチン」、「消化酵素」などのサプリメントです。

 

ペットの毛並み、毛艶など美容を目的とするのならば、毛艶が良くなるもの、ダイエット効果のあるものをおすすめします。ドッグショー、コンテストへ出演する機会のある犬には、落ち着きを持たせることのできるサプリメントがいいと思います。美容を保つためには、まず健康が一番。そのため健康管理に使うサプリメントも美容目的で使われるものとほぼ一致します。

 

人間同様、犬もビタミンが不足したら体に様々な異変が現れます。そのためビタミンの摂取は大変重要です。ビタミンを欠かさずバランスよく摂っていることで、犬は健康になりますし、美しい被毛になれますし、何より病気になりにくい体となります。ペットが病気にかからず元気でいてくれることは飼い主の願いです。

しかしビタミンにもたくさんの種類があるため、全部を食事だけで摂取するのは難しいでしょう。

 

サプリメントを使うことで、不足分が補えるので大変便利です。特にペットのために食事を手作りしている人、高齢犬、成長期の犬におすすめです。

 

ビタミンA・・・抗酸化作用を持つ。化学物質から守ってくれる、加齢を遅くする効果がある。不足すると、皮膚病、伝染病になりやすい。

ビタミンB1・・・不足すると嘔吐、食欲不振になる。

ビタミンB2・・・不足すると白内障、結膜炎など、目に症状が出てくる。

ビタミンB5・・・免疫機能、副腎機能アップに大切なもの。寿命を延ばす効果が期待できる。不足すると感染症が起きやすい。

ビタミンB9・・・不足すると生殖器障害、抗うつ症状がでやすい。

ビタミンD・・・不足するとくる病の原因になる。

ビタミンE・・・老化防止、白内障予防、循環器系の病気の予防効果が期待できる。不足すると脳神経疾患、心疾患のような重い病気の原因となる。

 

ペットが病気にならないように予防する意味で、ビタミンのサプリメントは欠かせないものです。食事に少し足してあげることで、ペットの健康を維持することが可能になるのです。

 

わが子のような愛しのペット、しかし人よりは確実に早く死んでしまいます。そんなペットを少しでも長生きさせたいと、サプリメントに期待して需要が高まっています。こうした背景から、犬用、猫用のサプリメント市場が成長しているのです。サプリメントは、食品でも医薬品でもなく中間的存在で、メディカルフードと言われることがあります。犬や猫の生活の質を維持するため、さらに高くしていくために使われます。

 

ペットサプリメントとしての役割は大きく分けて2つです。1つは、ビタミン、ミネラル分など体に必要となる大切な栄養素を補うためのもの。もう1つは、ペットの生理学的機能を助ける保健機能食品。

 

で、その研究成果もまだはっきりと現れていません。アメリカでは、ペット用のサプリメントに対してきちんと基準を設ける法律が制定されています。しかし日本には現在きちんとした法律はありません。なんの基準も法的に定められていないのです。

 

そのため買う側が慎重に選んでいかなければ、大切なペットを守ることができません。なんの効果も得られないものにお金を払い、何年も無駄にペットに飲ませ続けることもありえます。サプリメントは、成分を正しく把握し、十分な含有量のある良質なものを選ぶようにしてください。

 

そして飲んで正しい効果を得るためには、自分のペットの特性を知って、現在の食事、運動量、健康状態の把握をすることが必要です。そして今現在ペットに足らないと思うものを考えて選ぶのです。そうすることで、本当に必要なものをサプリメントとして与えることができるのです。